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観劇と読書の日々

まただいぶ時間が経ってしまいました。

おかげさまで元気にしております。

最近は通勤電車の中での読書が楽しく、読書家の友人たちのオススメを買ったり借りたりしながら楽しんでいます。

最近面白かったミステリーは、歌野晶午の『葉桜の季節に君を想うということ』。
読書家の友人のススメで読み始めましたが、作家の仕掛けたトリックにまんまとハマり、
終盤で、おぉーーー騙された!と叫んでしまいました。

最初はチープな感じがするのですが、それもまた作家の仕掛ける罠なので、ぐっとこらえて読み進めてください。
絶対あなたも騙されます(笑)

一番最近読み終えたのは、これまた別の読書家の友人オススメの藤谷治の『船に乗れ!』。一気に3冊読み終えました。

チェロを学ぶ青年の、青春の日々を描いたお話ですが、
大人になった主人公の目線が要所要所に現れ、本当は振り返りたくない過去
だということが読者に示されるので、大人が読んで面白い青春小説と言えます。

彼が結局音楽家として決して成功しなかったと分かりつつ読み進めるので、
なんとも言えない切なさのある小説です。

若いひと独特のプライドの高さと一途さとを非常に繊細に描いていて、
思わず、普段は忘れている若き日々の自分の失敗の数々を思い出し、恥ずかしさでいっぱいになりました。
誰でも通ってきている青春の日々は、明るい未来を信じていた純粋な思いと、
忘れたいような失敗がごちゃまぜになった日々なんですね。

クラシックは全く知識がない私でも楽しめました。
音楽の小説だからと敬遠している方がいたら、損してます。

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最近はライブよりもっぱらお芝居を観にってる私。

三谷幸喜の『国民の映画』は山下公園近くにできたKAATという劇場で、
伊東四朗と三宅裕司の、『伊東四朗一座・熱海五郎一座合同公演 こんにちは赤ちゃん』は
赤坂ACTシアターで見てきました。

三谷さんの『国民の映画』は、ナチスをテーマにしたシリアスもの。
もちろん笑いもあるのですが、やはりテーマがテーマだけに重かった。
こういうシリアスなお芝居もやるんですよね、三谷さん。
どうもTVに出られるご本人のイメージと、彼の撮る映画のイメージで、
コメディーというか、おちゃらけたイメージがあるので損してます。

ナチスドイツの宣伝担当大臣ゲッベルスという実在の人物を中心としたお話で、
大臣に取り入って映画に出ようとする俳優たちのお話。
でも実は肝となるのは、執事との関係。彼が実はユダヤ人だということが
突然発覚することでお芝居が急展開するのでした。

地味な役どころかと思いきや実は一番重要、というその役を
劇団仲間である小林隆さんに演じさせるところに、三谷さんの愛を感じました。

現実にの人生には脇役は無いんだ、皆れぞれが人生の主役なんだ、
という三谷さんの基本姿勢は今回のお芝居にもありました。

ゲッベルスがどの時点で狂気に傾いていったのかが、イマイチつかめず少々消化不良。
私の読解力不足だとは思いますが。


一方で、先日見たばかりの『こんにちは赤ちゃん』は、ひたすら笑えるコメディーでした。
ストーリーは説明しても意味がないので割愛(笑)
関西のお笑いとはまたちょっと違う、関東のお笑いを存分に楽しませてくれました。
お客さんの年齢層は見たところ50代から60代で、母と一緒に行ったのでちょうど良かったです。

三宅さんが伊東さんをいじりまくっていて、年上の先輩にそんな突っ込みいれていいのかしら、
と心配になるほど。コント赤信号の3人も久々に勢ぞろい。
懐かしのギャグも織り交ぜて笑わせてくれました。

そしてなんといっても贅沢なのが真矢みきのショータイム!
TVのテーマソングやCM曲を、あたかも宝塚の舞台かのように歌いあげる真矢みき。

大真面目に歌ってる内容が、御仏壇のはせがわ~、とか、お線香の青雲の曲とか、
あるいはいいとものOP曲や、徹子の部屋のテーマなどですから、お客さん大爆笑。
コメディエンヌセンスが抜群でした!
最後はほろりとさせる演技も素晴らしい。
本当に楽しいひとときでした。


といった感じで、音楽以外の世界を満喫しております。

またしばらく更新が滞ると思いますが、近況報告はmixiやfacebookでしておりますので、
もし宜しければそちらで繋がって下さい。

どうぞよろしくお願いいたします。

KYO@シュレネコ

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