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江國香織 →佐藤多佳子

たまには最近読んだ本でも紹介しましょうか。

まずは「ウエハースの椅子」 江國香織著
この人の書く小説はかなり好きです。ただし、微妙な
バランスで生活をしている女性が出てくるので
自分が元気ないときに読むと引きずられることもあるので要注意。

この文庫本の解説を金原瑞人(翻訳家・大学教授)という方が
書いていて、その冒頭に、彼が「出れば必ず買う作家」として
江國さん以外にこんな作家の名前を挙げていました。

川上弘美
佐藤多佳子
梨木香歩
三浦しをん

梨木さんは私の好きな作家なので、もしかしてセンスが
似ているかも、思い早速本屋で川上さんの「蛇を踏む」
と佐藤さんの「サマータイム」を買って読んでみました。

川上さんの小説は摩訶不思議なことが平然と起こるので、
感情移入はできないタイプの小説。でも面白かったです。
小説読んで「面白かった」が一番感想文としてイケてない
ですね。ともかく次の展開が全く読めず、意外性のあるス
トーリーでした。

もう一冊の佐藤多佳子さんの「サマータイム」。
この文庫本は、もしかしたら何度も読み返すことになるかも
しれません。衝撃的な出会い。どうしてもっと早くに出会えなか
ったのか悔やまれます。

こどもが主人公なのですが、ある出来事を少年、その姉、友達
の3人の視点で描かれており、表題作以外にも「五月の道しるべ」
「九月の雨」「ホワイト・ピアノ」と、その後の彼らのストーリ
ーを追える4部作になっています。高校生になった彼らがこども時代の
思い出を語り始めると、なんだか自分までその数年間を一緒に成長
してきたかのような錯覚に陥ります。

小・中学生とは思えない、妙に大人びたセリフも出てきますが、
こどもって意外と大人が思っている以上に大人なんですよね。
私も14歳のころには既に自分は大人だと信じていましたし。
まあ、そう思ってること自体がこどもだったんだと今では思いますが。

以上、KYOでした。

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コメント

江國さんの名前に思わず「私も!」と叫んでました(笑)
ワケあって「きらきらひかる」で泣いた女です…。

そういえば…最近「読書」してないなぁ。そろそろ「秋」ですよね~。本屋に行ってみよう。

投稿: kate | 2005.08.12 23:29

昔読んだのにいまいち思い出せなくて、昨日改めて
買ってきまして、さきほど読み終えました。


普通に考えると睦月くんがしてることは笑子に対しての
裏切りなんだけども、読んでるかぎりそうは思えない。
不思議なストーリーですね。
「紺くんが睦月の赤ちゃんうめるといいのに」と言う
笑子の切実な思いが痛かったです。

投稿: KYO | 2005.08.14 23:35

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